
Fifth Aile~フィフスエイル~
Fifth Aile~フィフスエイル~
同じ世界かも知れないし、違うかも知れない世界。 近い未来かも知れないし、遠いかも知れない未来。 環境の激変により、世界のバランスは大きく変わってしまいました。 海はどんどん大きくなり、陸はどんどん小さくなっています。 人々は残った陸地で細々と、それでもたくましく暮らしていました。 そういった陸地の喪失と気候の変化は、人々に大きな障害をもたらしました。 資源や材料の不足、そしてそれらを加工して商品化する工場の不足。 モノにあふれた時代から、モノが少ない時代へと突き落とされてしまいます。 しかし人々は、くじけませんでした。 全く新しい技術の確立により、かつての文明を取り戻します。 「合成」という技術です。 それはいつ、誰が発見したのでしょうか。 今ではわからなくなってしまいましたが、魔法にも似たその技術は 人々の生活に再びの潤いと希望をもたらしました。 そして、その合成による恩恵が世界に広まっていくことと同時に、 あるひとつの伝説も広まっていきました。 「天魔」という存在です。 世界のバランスを司る力。天使にも悪魔にもなりうる両面性。 今では、童話や絵本でもおなじみの存在です。 子供たちはみんな天魔に憧れ、幻想的な思いを巡らせています。 しかし大人になるにつれ、子供たちは天魔のことを忘れていってしまいます。 「天魔? あんなもんは、子供向けのおとぎ話だ」 と、一笑に付す大人もいます。 あなたも、天魔への想いを忘れていたひとりでした。 ある夜。 貴重な草花を採取しに行った山奥で、あなたは神秘的な泉を発見します。 その雰囲気に呑まれ、あなたは声も出ませんでした。 天頂には、蒼白い月。地を覆う、仄白い霧。 一陣の風が吹き抜け、重く湿った霧が晴れると、そこに。 彼女たち――4人の娘たちは、そこにいたのです。
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